本田と日産が連盟を結成、トヨタを超えて世界一になれるのか?

汽车动力说吖 2024-12-21 22:27:14

日本の二大自動車メーカーである本田と日産が合併を検討しているとの報道がある。

すでに両社は電動化およびスマートカーの分野で提携契約を結んでおり、トヨタとの差が広がる中、合併後には世界のトップ3自動車グループとなる可能性がある。

トヨタとは異なり、本田と日産は長年にわたり中国市場の優位なシェアを武器に世界トップ10の地位を維持してきた。本田中国の販売台数は一時200万台に迫る勢いがあり、中国市場は日産にとっても最大の市場だった。

本田と日産の合併は、いわば避けられない選択だ。中国の自動車メーカーがこの二大日系メーカーを一挙に叩き潰したと言っても過言ではない。これは中国自動車産業にとって大きな勝利と言えるだろう。

本田と日産、世界販売増加も中国市場では苦戦続く

本田は2023年の世界販売台数が398万台で前年比6%増、世界第7位の地位を維持している。一方で中国市場での販売は123万台と前年比10%減少し、2024年1月から11月までの累計販売台数は74万台と前年比30%以上の急落となった。

日産は2023年の世界販売台数が337万台で前年比5%増の第8位。しかし中国市場では年間販売台数が79万台と前年比24%減少し、2024年の前11カ月では62万台と前年比10%減少を記録。2年連続で100万台を割り込む厳しい状況が続いている。

海外市場では強さを見せているものの、中国では自主ブランドの台頭や市場の電動化シフトにより、両社とも後退を余儀なくされている。いかなる努力も市場でのシェア低下を回復するには至っていない。

中国市場と欧日アライアンス崩壊:日産の苦境と未来への課題

日産中国では実質的に「サニー(轩逸)」1台に依存している状況だ。燃料車として販売台数トップを誇るこのモデルが唯一の救いとなっているが、新たに導入されたe-POWER技術やAriya(艾睿雅)などの電動車は成功を収めることができなかった。

さらに、ルノー・日産・三菱アライアンス内での内紛が世界的な注目を集めた後、日産は破産危機から救ったルノーとの関係を疎遠にし、ヨーロッパ市場から事実上撤退。しかし同時に、中国市場でも大打撃を受けた。

その後、日産はフィアット・クライスラーとの提携を拒否し、ルノーは吉利とパワートレイン分野での提携を進めた。かつての成功モデルであった欧日アライアンスはすでに崩壊したといえる。

トヨタに対抗する新たな展望

一方で、本田はまだ努力の余地を残している。特に中国市場において積極的にe:Nシリーズやアコード(雅阁)PHEVなど専用モデルを投入している点が挙げられる。これらのモデルの一部は海外にも輸出されている。

日本市場や北米市場では本田は依然としてトヨタに匹敵する存在であり、北米ではアコードハイブリッドやシビックハイブリッドが圧倒的な支持を得ている。また、GMとの電動車技術における戦略的提携も進めている。

本田と日産の合併は、トヨタに対抗するための唯一の選択肢といえる。この合併により、両社は規模と技術面でトヨタに匹敵する新たな地位を築く可能性がある。

特に電動化分野では、中国市場での資源を大規模に統合し、ハイブリッド技術や電動車の開発で優位性を高めることが期待される。

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